引受基準緩和型医療保険のメリット・デメリットと最後の手段無告知型・無選択型の保険とは?
保険に入ろうと思う時はどんな時なのでしょうか?
「社会人になったので…」
「結婚して子供が生まれので…」
「そろそろ病気が気になる歳になったので…」など
皆さまそれぞれの感覚で保険に入ろうかな? と思うわけです。
しかし、保険に入ろうと思った時に健康上の理由などで一般的な保険に入れず「もっと早く若い時に保険に入っていれば……」と、そんな話を聞くことがあります。
保険は、健康なときはまったく気になりませんが、周囲の方が病気になったり、自分自身の体調が悪くなった時に初めて保険を気にするようになるのだと思います。
しかし、一般的な保険は病気になってからでは入ることができません。
そんな時に「持病や入院経験があっても入れる」引受基準緩和型保険の出番になるわけですが、
「持病があっても入れるの!?それなら…」と急いで入ってしまい、「え?入ったのは良いけれど・・・こういうものだったの?」
と思っていたのと違うという方がいらっしゃいます。
手に入れてから、欲しいものではなかった!なんて木綿豆腐を絹ごし豆腐と間違えてしまったくらいなら
まだ我慢できますが、時間をかけて、苦手な保険屋さんと会って契約手続きをしたのに…違うと気づくなんて…。
そこで、これらの保険のメリット・デメリットについて書きたいと思います。

引受緩和型保険とは
健康上の理由、持病がある方。または入院や手術の経験があっても、
一般的な保険の告知よりも簡単な告知で入れる保険のことを「引受基準緩和型」といいます。
一般的な保険加入が無理かな?とあきらめていた方でも入りやすい保険です。
また、告知なしで入れる保険で、引受基準緩和型よりもさらに入りやすい保険のことを「無選択型保険」と言います
引受緩和型保険のメリット
- 持病・既往症、入院や手術の経験があっても入りやすい
- 保険に入る前からかかっていた病気が悪化して入院や手術を受けた場合も保障される。
しかし、保険に入る前から医師に入院・手術を勧められていた場合は保障の対象とはなりませんのでご注意ください - 告知の内容は、一般的な保険よりも少なく、保険会社によりますが質問は3~5項目だけでのシンプルなものになっている
引受緩和型保険のデメリット
- 一般的な保険と比べて保険料が割高に設定されている(健康な人と比べると入院や手術をする可能性、つまり保険会社が保険金や給付金を支払う可能性が高くなるため)
- 保険に入ってから一定期間(一年以内が多い)内は給付金の支払額は50%相当額に削減される
どうしても保険に入りたい方
引受緩和型保険に入ることができなかった場合には、無選択型保険があります。
告知をすることなく入ることができますが、保険料はさらに割高で保障内容も限定されます。
無選択型保険はあくまでも「一般的な保険にも引受緩和型保険にも入れなかった」場合に考えるものであって、まずは一般的な保険に入ることを考えるべきです。
現在、健康にそれほど心配がなければ、健康状態についてより詳細を告知することで、一般的な保険に入れますので、まずは高額な保険料を支払いする保険に入るよりも一般的な保険に入ることを検討してください。
まとめ
これから保険に入るなら、できるだけ条件の良い保険に入るべきです。
加入できるからといって、安易に誰でも入れる保険に入るのではなく、しっかりと保障内容を見てその内容に払ってもいいと思われる保険料と納得して入られることをおすすめします。
また、沢山の保険料を払うような保険に入るのであれば、保険には入らず貯金をして備えることを検討しても良いと思います。
むさしの保険の相談室では、保険の「わかりにくさ」を「わかりやすく」説明することで、お客様がご自身にとって最適な保険を選んでほしいと思っています。それは保険で損をする人を増やさないため、”保険加入ありき”ではない「保険の相談」につながっています。
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