持病があっても入れる保険ってありますか?入る前に確認すべきこと
最近では、糖尿病など、生活習慣病などの人も増えてきて、生命保険に加入できるのか心配だ!
持病があっても入れるの?という声を聞くようになってきました。
その理由は、生命保険などの加入には、健康状態など「告知」をする義務があります。
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告知義務の中に、健康状態を記載しなくてはいけないので、病気を抱えている際には、保険に入れないと考える人も多いです。
なのでよくお客様からの質問で、「持病があっても入れる保険ってありますか?」という相談を受けることがあります。
今回のお客様も病気をきっかけにご相談がありました。
25歳になったので自分で保険に入ろうと、近くの保険屋さんに相談しました。
医療保険を見せてもらい、保険料も手頃で気に入ったものがあったので決めました。
しかし、後日、入れませんと断られてしまいました。
病気が治ってからの期間が短いのと、その病気自体に問題があったようです。
なんだか否定されたようで悲しかったです。
それに保険に入れないことがショックでした。
その時の保険屋さんに「病気があっても入れる保険がありますがいかがでしょうか?」と勧められたのですが
病歴や病気があって入れる保険ってどうなのでしょうか?
持病があると保険に入れないという話もよく聞きますよね。
また、もしかしたら、保険の加入を断られた経験がある方も多いのかもしれません。
持病があるため、万が一のことを考えて保険を検討しているのに、その持病の為に保険に入ることができない!となると、余計に不安を感じてしまいますよね。
持病をがあっても入れる保険はあるのですが、その前に知って欲しいこともあります。
ということで、今回は病気や持病があっても入りやすい保険について書きたいと思います。

引受緩和型の保険と無選択型の保険
健康上の理由、持病があることで「一般的な保険」に入れなかった方などのためにある、比較的入りやすい保険のことを「引受基準緩和型」・「無選択型保険」といいます。
引受基準緩和型は、保険に入るための条件や告知をゆるくしているため、持病があり健康上の理由で保険加入を無理かな?とあきらめていた方でも入りやすい保険です。
無選択型とは、告知なしで入れる保険で、引受基準緩和型よりもさらに入りやすい保険です。
保険に入る前に注意すべきこと
引受基準緩和型・無選択保険は告知が少なく入りやすいために、契約した日から一定期間(1年、3年、5年など)は本来の契約内容より保障が削減されます。
例えば、死亡保障や入院給付金が半分程度になることがありますので注意が必要です。
また、通常の保険に比べ保険料が高く設定されている場合が多くあります。
さらに、保険料の支払いが、60歳、65歳までまでなど支払期間を設定するこが出来ないものが多く、
そのため、一生涯の払込になるため最終的に支払い総額が多くなることがありますので注意が必要です。
複数の保険会社の内容を確認してみる
保険に入れなかった場合であっても、保険会社や他の保険商品によっては、病気の種類や病状・治療状況などによって一般的な保険に入ることができる場合があります。
また、告知で問題になった特定の部位について一定期間保証しないという条件で入れる場合がありますので確認してください。
さらに、現在は入れなくても、1~2年から数年の期間をおくことで希望された保険入れることもありますので、
断られたからあきらめるのではなく、一般的な保険の加入を考えることも良いかと思います。
費用対効果を考える
持病があっても入りやすい保険というのは、前記の通り、保険料が高くなるので、長い間支払いが続くと最終的には相当な保険料を支払うことになります。
これから先不安があれば少し高額でも入る意味があるのかもしれませんが現在、健康にそれほど心配がなければ、高額な保険料を支払う保険に入るよりも貯金をして備えることも考えても良いのかもしれません。
また、健康に不安があるのであれば、少し保険料が高くてもとりあえず入っておいて、数年してから「普通の保険」に入り直すのも良いと思います。
まとめ
もしこれから保険に入るなら、できるだけ条件の良い保険に入るべきなのです。
加入できるからといって、安易に誰でも入れる保険に入るのではなく、
しっかりと内容を見てその内容に払ってもいいと思われる保険料と納得して入られることをおすすめします。
少しでもよい保険に入られるといいですね。
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